感謝の心を忘れずに

 

 

2304260.jpg

 

今日は待ちに待った、新年度(平成23年度)第一回目のブルカン青春講座。

 

冒頭、ブルカン塾の卒業式でもある前回の青春講座を、東日本大震災の影響を受け、致し方なく中止に至った経緯を参加者に説明。幸いにも、本日の参加者の中に前回の主役たち(卒業生)が多数出席してくれていたため、あらためて近況報告をリクエスト。「志望校に入学できてすごく楽しい。勉強して良かった」と皆、充実した日々を過ごしている様子でブルカン講師一同ほっとひと安心。後輩たちも「次は自分たちの番!頑張ろう!」という決意をもってくれたはず。

  

とにかく東日本大震災の影響は今まで経験したことのない深刻なもの。ブルカン青春講座でもこの東日本大震災は決して避けてはならない重要なテーマということで本番スタート。

 

まずは本日のテーマにふさわしいゲストを紹介。その方は下川塾長の郷里熊本県の熊本日日新聞社の記者をしている原大祐さん。

 

 

 

110426-2.jpg

 

原さんは子供の頃から新聞記者になることが夢だったとのこと。その夢を実現した原さんは、自らの希望で岩手県、宮城県、福島県の各被災地を駆け巡り、東日本大震災の取材を行ってきたばかり。その取材の様子をブルカン塾生にじっくり伝えてくれました。震災の被害を受け何もかも失い途方に暮れている被災者に取材の質問をしなければならなかった時の辛さは言葉では表現できないとのこと。特に東北地方の子供たちが家族を失い、友人を失い悲しい思いをしているとの話にはブルカン塾生たちもただ、ただシーンと耳を傾けるばかり。

 

 

110426-3.jpg 

続いて我がブルカン塾講師からは星先生のメッセージ。本日が青春講座デビューの星先生は宮城県仙台市若林地区の出身。4月中旬に帰郷した時の様子を語ってくれました。何と町の6割が津波で失われ、建物はことごとく流され、車が何台も積み重なり、田んぼには大きな船が乗り上げ...。悲惨な光景を目の当たりにし、家族や友人、知人に掛ける言葉が出なかったとのこと。ところがその家族も友人も知人も皆とにかく元気で前向きであったことに星先生はびっくり。そこには、皆現実を受け入れ強く生きようとしている姿が。

 

 

「人間って強いんだ!」心の底からそう思ったとのこと。

その星先生からブルカン塾生へ力強い言葉が。「仙台に行って感じたこと。それは人間は強いということ。自分たちだって強いという自信を持って生きていくべき。そして人は決してひとりきりではないということ。みんなで支え合い、励まし合って生きていくことが大切。みんなにはブルカン塾がいることもれないでくれ!!」

 

 

 

110426-4.jpg

 

二人の話から、被災者の方々に比べて我々の今の恵まれた環境があらためて浮き彫りに。もっと今の自分に感謝しよう、そして自分を甘やかすことなく前向きに生きていこうという思いが一人一人の胸に刻まれた様子。

そんな雰囲気の中「震災の話はすごく貴重な教訓をくれましたが、青春講座ではやはりブルカン塾ならではの教訓も欲しいところ。ちょうど今日のテーマにふさわしい偉人を紹介しましょう」

というブルカン講師の言葉とともにブルカン塾の本『感謝の心を忘れずに』から小説家吉川英治のエピソードを紹介。

 

吉川英治は12歳の時に父が事業を失敗、それ以来いろいろな職を転々とし、19歳の時に大けが、それを機会に母親が英治に勉強することをすすめ、その後母親への感謝の心をエネルギーに苦学の末、小説家として大成。この作品を心を込めて朗読。

 

吉川英治の姿勢を知って「クラブや習い事と勉強の両立が大変なんて言っている場合じゃない!そんな泣き言を言ってはいられない!」という感想が皆の口から...。「震災の被災者のことを考えればいろいろな事ができていることの感謝を忘れ不平や不満を言っていたらばバチがあたる」との感想も。新年度にあたって本当に意味のある話し合いができた今回の青春講座もいよいよ終盤。

 

下川塾長からの本日のメッセージに続いて本日のうたは『見上げてごらん夜の星を』。

 

 

110426-5.jpg 

この歌は震災後、連日テレビCМで放映されている名曲。実はこの『見上げてごらん夜の星を』は作曲家の永六輔さんの許可を得て機会あるごとにみんなで歌っているブルカン塾と九州じゃんがらの歌(社歌)()この歌をみんな大熱唱。そして最後は震災後の日本を元気にしようとブルカン塾の応援歌『根性の詩』を歌って無事終了。

 

 

 

110426-8.jpg 

 

 

()このエピソードは2008年4月6日付東京新聞「東京歌物語第1団」で永六輔さんの「見上げてごらん夜の星を」の特集記事の中で詳しく紹介される。