「最近、A君はすごいね。遅刻もないし、宿題もきちんとやってくる」
新学期がスタートして2か月。
各講師たちのA君評がすこぶる良い。

彼はこの春、中学に入学したが、良い学校生活を送ってくれているようだ。
思えば小学生時代、少々元気が良すぎ(?)授業に集中できなかったA君。
それが、このうれしい変身ぶり!

しかし、それには理由があった。
中学での勉強について、私との授業でもよく質問していた。
「先生、英語の勉強ってどうするの? 数学は難しい?」
「きちんと先生たちの指示を守っていれば大丈夫。どうして?」
「だって、自分のやりたい仕事に必要そうだから...」
青春講座でも語り合う「何のために勉強するの?」というテーマに対し、彼なりに答えを見い出したようだ。彼が勉強する目的を発見できた瞬間だった。

それから中学入学...
「最近、本人もとてもやる気になっており、たのもしい限りです」
明日のためにノートには、お母さんからのコメントがあった。

夢に向かってがんばる心を応援する───
講師にとって、これほどうれしいことはない。
1人でも多くの生徒に、A君のようなきっかけを与えたい。
そう思えた新学期だった。